BRICS加盟は可能か?
日本の中立的参加シナリオと現実的障壁

1. 2025年11月現在のBRICS勢力図

2. 日本が中立的に参加できる3つの道筋

道筋実現可能性中立性具体例・先行国
① パートナー国制度の活用非常に高いタイ、マレーシア、ベラルーシ(2024~2025年認定)
② 経済・技術協力から段階的参加中程度高いインドネシア(2025年1月正式加盟前はパートナー)
③ 正式加盟申請極めて低い低いなし(G7国で前例なし)

現実的な最短ルート → パートナー国制度

2024年カザン・サミットで新設された「パートナー国」は、正式加盟義務を負わず、貿易・投資・決済システムのみに参加可能。日本が最もリスク少なくBRICSに足を踏み入れられる唯一の現実的手段。

3. 米国からの報復リスク(ほぼ確実)

報復内容影響度
100%追加関税(トランプ大統領2024年12月発言)致命的(輸出の25%が米国向け)
在日米軍の運用制限・撤退圧力国防上極めて深刻
SWIFT排除や金融制裁の脅し深刻
台湾有事での支援拒否極めて深刻

4. 政治的障壁 ― 高市政権(自民党)の現状

政権シナリオBRICS接近可能性備考
自民党継続政権(高市路線)ほぼゼロ日米同盟至上主義
立憲・国民中心の野党連合政権低~中程度多角外交は可能だが内部分裂リスク大
れいわ新選組+一部維新の連立中~高最も現実的な「多極外交」政権誕生ケース

5. 結論 ― 日本がBRICSに中立的参加できる条件

  1. パートナー国制度からの段階的参加(これが唯一の現実的入口)
  2. 米国報復を最小限に抑える「二股外交」(ASEAN諸国が実践中)
  3. 自民党一強体制の崩壊(2026年以降の政変が鍵)

現時点(2025年11月)では、
「日本がBRICSに正式加盟する可能性はほぼゼロ」
ただし「パートナー国としての実質参加」は、政権交代が起きれば2027~2028年に現実味を帯びる。