本稿は『イラン攻撃の設計者?トランプ政権を動かす「真の頭脳」の正体とは?【5月7日(木)限定案内|クシュナー・イスラエル・戦争】』(https://youtu.be/dAg1h2v-tEI)の内容と各種補足報告から再構成した資料です。
河添恵子: 2024年2月15日、ハーバード大学ケネディスクールの中東イニシアチブのプログラムでのインタビューで、(クシュナーは)ガザの価値ある海岸沿いの不動産を賞賛し、イスラエルはパレスチナ人を追い出すべきだと語るんですね。
聞き手: そんな、涙もないですね。
河添恵子: はい。もうね、ガザ市などその後報道したんですが、もう大批判が沸騰しました。
聞き手: そう。
河添恵子: はい。まあ、ガザの死者7万人で、そのうち子供は2万人ぐらいだったそうです。本当ひどいね。
聞き手: 本当にね。まあ、また心のない人だなっていうのが、ここで分かってきますね。
河添恵子: ええ。そしてニュージャージーの、まあ、裕福な不動産開発業者だったという、まあ、なわけですけれども。で、ハバド・ルバビッチ派ですね。そしてネタニヤフはこの明らかに長年の友人関係にありました。
聞き手: はい。
河添恵子: 1990年代から2000年代、いわゆる、もうだからあの、ネタニヤフが市長になった後ぐらいからでしょうね。ネタニヤフがニューヨークを訪れた際はクシュナー家に泊まっていたと、一部のメディアが報じています。で、彼は、彼はというのはネタニヤフさんはジャレッドさんの子供部屋に寝て、そしてジャレッドさんは地下室に移動していたなんていうね、エピソードまで出ていました。つまり、トランプの娘の夫で現フランス大使のチャールズ・クシュナー氏とネタニヤフが実の親族同然だったということになります。
河添恵子: この1ヶ月ほど、娘婿クシュナーが中東制覇の戦略を描き、2月末日からのイラン攻撃を主導したという見方が、アメリカ国内・国内外で浮上しています。クシュナー氏は第1次トランプ政権で大統領上級顧問として、中東和平構想「アブラハム合意」を主導しました。2020年9月15日、アメリカの仲介によりイスラエルとUAE(アラブ首長国連邦)、バーレーンなどのアラブ諸国が国交正常化に合意した歴史的な外交協定です。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の共通の父であるアブラハムの名において、三宗教の共存と平和を目指すという意味が込められています。
聞き手: まあね、言うのは美しいですよね。共存とか平和とかね。
河添恵子: はい。で、アブラハム合意はイラン攻撃の準備として、まあ、公式に提示されているわけではないんですが、軍事的にも完全なるイラン包囲網でした。ええ、1979年以降、アメリカによるイラン制裁は段階的に強まってきました。
河添恵子: そのイランの長年の生命線はUAEドバイのフリーゾーン、これは物流とかITとか金融などの産業ハブと、まあ、租税回避のような特権、あと税金を払わなくていいっていうね、所得税ゼロみたいな、そういったフリーゾーンっていうんですが、まあ、そういったところにありました。アメリカの制裁を回避できるフリーゾーンを窓口とする貿易。SWIFTから2012年にイランの銀行が完全に排除されたことで、石油などの売買でお金の決済ができなくなった後も、フリーゾーンに設けた無数のペーパーカンパニーが抜け道ではありました。
聞き手: はい。
河添恵子: でもう一つが「ハワラ」と呼ばれる社会の非公式な伝統的送金システムです。信頼に基づくハワラブローカー、ハワラダーというそうですが、ハワラダーのネットワークを通じて現金や資産を移動させるシステムの活用でした。これらの仕組みも理解しながら近年取引を積極的にしていたのが、まあ、中国です。ところがアブラハム合意でUAEはアラブ諸国の敵だったイスラエルと接近。モサドや経済のパイプがイランの貿易を阻害します。とすればイランは裏切られたということになるわけです。
聞き手: はい。
河添恵子: で、3月13日のニューヨーク・タイムズです。「中東における、続く永遠の戦争」。これ、イランとの戦争のことです。はい。で、米軍の兵士たちが命を落とす。トランプの中東における交渉者、和平特使クシュナーは自身のプライベートエクイティ会社「アフィニティ・パートナーズ」、これ2021年から作ってますが、その資金集めに奔走している。
聞き手: ひどい。本当そうです。
河添恵子: ニューヨーク・タイムズの報道によると、中東湾岸地域の政府から彼のプライベートエクイティ企業のために50億ドルを調達しようと取り組んでいると。で、サウジアラビア、カタール、UAEのファンドから彼の会社は以前すでに20億ドルの投資を受けていると。
聞き手: ええ。
河添恵子: で、機密解除されたFBIのこちらの文書が、まあ、拡散されているんですが、非機密のFBI、FD-1023、CHS報告書。CHSっていうのは「機密人間情報源」、つまり情報提供者を指す用語なんで、CHS、つまりかなりプロの人の報告書ってことになりますよね。
聞き手: はい。
河添恵子: で、このFBIによって検証された情報提供者からのもので、標準的な情報主張よりも高い信頼性の数値が付与されているんです。数式があって、その高信頼性の数値。この文書は推定される金融的、政治的、組織的な影響経路を参照しており、トランプが外国勢力、特にイスラエルなどのネットワークによって操られている、あるいは特定のグループに取り込まれている。
聞き手: うん。
河添恵子: ジャレッド・クシュナーがトランプの背後にある真の頭脳である、といった主張。
聞き手: ああ、もう記されています。
河添恵子: まあ、第一次政権の時の2018年なんですけれども、1月ですね。
聞き手: はい。
河添恵子: クシュナーはイスラエル・パレスチナ和平の責任者として活動している間に、イスラエルの利害関係者から3000万ドル受け取ったなんていう、そういう記事も出ていました。で、第一次政権時代の後、あの、妻のイヴァンカが6億4000万ドル稼いだって。だから無償で働いてるって言ってるけど、ちゃうじゃんっていう話で、何やってんだっていうことなんです。で、その上で最近の話ですが、トランプの長男、あのトランプ・ジュニアですね、あのドローンを製造するイスラエルの企業の戦略的投資家になったり、アメリカ国防総省と契約を結んだり。そのドローンはすでにね、ガザでの戦闘でテスト済みのものだったそうなんですね。だからもう本当に完全に癒着してる。
聞き手: ああ、という状況です。
河添恵子: さらに、あの、最近20歳になったばかりのバロン君ですが。
聞き手: はい。はい。
河添恵子: あの、暗号資産でトランプさんの発言、今回の戦争発言前後でバカ儲けしてるってことも、具体的な数字で色々出ていました。
聞き手: 悪い家族。本当です。悪いやっちゃって感じですよ。
河添恵子: もう本当にもうゲって感じで。それでサウジアラビア、そしてカタールを含むアラブ人の支配層の少なくとも半数がエプスタイン文書に記載されているって、これ、そうなんだって断定ができないんですが、ずっと気になっているのはね、このエプスタインの家のどこか、どの家か分からないんですが、サウジアラビアの王太子のね、ムハンマド・ビン・サルマンとツーショットの写真っていうのが、あの、飾られていて、これが今すごい拡散されてるんです。
河添恵子: でね、どうも中東っていうのはね、逆にエプスタインのために少女たちをね、まあ、こう差し出していたそうなんですが、まあ、この王太子というか、そう、中東の人間は自分の妹とか、そういう人までね、エプスタインに差し出していたっていう内容まで出てるんです。
聞き手: 嫌だ。あ、もう先生、これ先月号でドバイの大物がエプスタインの、まあ、文書の中に出てくる常連でしたよね。
河添恵子: 本当そうなんですよ。だからね、もう本当、あの、きっとね、徐々に彼らからすると、彼らっていうのはトランプ政権からしても、自分たちの意のままになるようにちょっとだけ出したりするんじゃないかと思うんですよね。ちょっとだけその人のことを思い切り出したのが、先月号でご紹介しているドバイの、日本世界でも有名なグローバル物流港湾運営企業DPワールドのCEOでしたよね。エプスタイン文書で5000回以上登場していて、エプスタインに拷問動画を送っている。「これいいぜ」って送ってる。もうバレて辞任。まあ、サウジアラビア王太子ムハンマド・ビン・サルマンね。あのなんかこう、王太子っていうと気高い方ってイメージですが、サウジアラビアに1000人以上いるんですよね。あの、だからその中で、まあ、姑息な方法でクーデターで彼なったんですよ。だから誰かが選んだんだと思うんですが、2017年11月の、こう、リッツ・カールトンホテルでの粛清って有名なんですね。で、それでこのビン・サルマンがなったと。で、他方エプスタインはイスラム諸国の王族と非常に強力なコネクションを持っていたことが分かっています。
聞き手: うん。
河添恵子: まあ、クシュナーのこの集金力っていうのは、もしかすると、これは私の推察ですが、エプスタイン文書を隠蔽してあげるよ。出さないからその代わりちょうだい、っていうことではないかなという風に実は思ってるんですよ。
聞き手: ありますね。ありますね。
河添恵子: はい。というのも、サウジのムハンマド・ビン・サルマン王太子はね、アメリカによるイラン攻撃の時に最初はなんか、へっぴり腰じゃないけど、あの、何もできないって感じだったのに、まあ、3月になってあの、自分たちも参戦するとか言っているのは、分かってるな、お前のもの持ってるぞ、ってことではないかなと。で、そういう部分で言うと、まあ、あの、それで、しかも最初ね、サウジアラビアはアメリカ軍に対してね、アラビア半島西部のファハード国王空軍基地っていうのをね、使わせないって言ってたのに、ああ、使ってくださいって変わったんですよ。だから、分かってるなって。
聞き手: そうでしょうね。
河添恵子: はい。と考えると、この王太子もエプスタイン階級の王太子ということになるんではないかと。
聞き手: なるほど。いうことなんです。
河添恵子: はい。で、2020年以降に公開されたFBIの捜査資料やエプスタイン関連で、ハバド・ルバビッチがエプスタインのビジネス・社会環境に影響力を持っていた、あるいはその環境に深く関わっていたという主張や報告も参照しています。で、エプスタインがハバド・ルバビッチ派のネットワークを利用して有力者との関係を強化していた。ハバド組織の一部がエプスタインの資金に依存していた、という構図が捜査資料や報道で明らかになっています。で、ロサンゼルスの、先ほどのCHS報告書、これは機密人間情報源ですから、ちょっとレベルの高い報告書ですね。これに基づき、エプスタインをモサドと直接結びつけ、エフード・バラク元首相の下で訓練を受けた、協力させられているエージェントとして特定しているものもありました。で、ハバドについてこの情報源は、情報ツールとして機能していると主張しています。で、ロシアでは国家公認のユダヤ教として、オリガルヒを監視するために、まあ、ハバドが使われているという風に言われています。
聞き手: うん。
河添恵子: まあ、ですからやはりそういった、ハバド・ルバビッチのその組織も、情報収集だったり諜報機関であると言ってもいいということだと思いますね。
聞き手: はい。
河添恵子: で、このクシュナー氏、長男のチャールズ・クシュナーがハーバード大学に250万ドルの寄付を約束し、
聞き手: うん。うん。
河添恵子: それを25万ドルずつの年賦で支払った後、ハーバード大学に入ったと。で、彼の高校の元職員はこう語りました。「行政事務所の誰も彼が実力でハーバード大学に合格するとは考えていませんでした。このGPAっていうのは大学入学審査において最重要視される指標ですね。その点数も大学入学を保証するものではなく、ハーバード合格を保証しないってことですよね。それからSATっていうのありますよね。SATのスコアも保証していなかった。それなのにジャレッドは合格した。不思議だなあ。」
聞き手: お金でしょってことですよね。ね。
河添恵子: トランプは第一次政権でジャレッドとイヴァンカを大統領顧問に任命しましたが、彼らのどちらも基本的なセキュリティクリアランスには合格できなかったそうな。色々隠していることがあった。で、トランプは情報コミュニティを無視して彼らに機密資料へのアクセスを許可していたということも今言われています。
河添恵子: で、そういったクシュナーのお父さんが、先ほど言ったチャールズ・クシュナーで、ネタニヤフとも近くて現在フランス大使なんですけれども、2005年には違法な選挙資金提供とか脱税とか証人買収の罪で有罪判決で、そして刑務所に入ってたわけです。
聞き手: うん。
河添恵子: で、あの、刑務所に入ってる時にトランプさんが大統領になって恩赦を受けてる人なんですね。
聞き手: まあね。まあ本当に呆れちゃうんですけど。呆れちゃう。でもこう、つらつらと背がすっと高くて、ちょっとイケメンだから騙されますね。
河添恵子: そうですね。ちょっと顔要注意ですよね。
聞き手: そう。本当、あのチャールズお父さんの方もね、なんかちょっとさ、いい感じの、なんか俳優さんっぽいですよね。
河添恵子: そう。なんですけれどもね、えげつないね。えげつないことをやる人らしくってね。その裁判で連邦検事はね、「私が今まで追求した中で、元々国家を揺るがすような犯罪だった」っていう、そういうようなことをクシュナーの先代チャールズはやってたというようなことも出ています。
河添恵子: そしてイギリスの国家安全保障補佐官のジョナサン・パウエルさん。まあ、この方はね、あの、2月にジュネーブで行われたアメリカ・イランの間接核交渉の最終ラウンドに、他の外交官とか顧問と共に出席をしていた方です。彼がこう言っています。「我々、まあ、外交官たちですね。我々外交官たちは、ウィトコフとクシュナーを、イスラエルのためにイランとの戦争にアメリカを巻き込もうとするイスラエルの資産、イスラエルのアセットだと見なしていた」という風に言ったんですね。まあ、これガーディアン紙が報じているんですけれども、まあ、イスラエル側の資産であるのがクシュナーさん。平和の交渉を一応やっていた人ということで、まあ、その2日後ですよね、イランへの攻撃っていうのがスタートしたってことで、ずっと交渉は嘘で時間稼ぎだけしてたという話があります。
河添恵子: で、このイスラエル・アセット、イスラエルの資産という表現、まあ、私の中でちょっとね、モヤモヤが晴れたような、こう、ピンとひらめくようなことがあります。で、ネタニヤフの長期政権時代、アメリカの超エリートやユダヤ人不富裕層、ユダヤ人進化論者を、イスラエル、モサドなどの参加において、イスラエルとワシントンとの関係を強く太くして、まあ、並行してイランの体制崩壊を目指し、中東の産油国で快楽主義的で働かない王太子や王子たちを取り込む。それらの工作をしてきたのがジェフリー・エプスタインということになりそうです。で、そしてクシュナーが次のエプスタインだとも囁かれています。これまでの舞台は、黒い貴族が創設したイエズス会が牛耳るバチカン市国、そしてワシントンDCでした。彼らはアメリカに暮らす優秀なエリート人材をフロントに立てて、まあ、一緒に連携もしてきました。でもハバド・ルバビッチ勢力など、そしてロスチャイルド家や何某かの家に長じるアシュケナージ系ユダヤ人は、イスラエルのシオニズム推進勢力として西側に挑戦してきたはずです。
聞き手: うん。
河添恵子: それが、イスラエルの資産という表現になります。