サウジ・UAE間の紛争状況(2025年12月27日現在)
サウジアラビアとUAEの間で直接的な軍事紛争(戦争)は発生していません。しかし、イエメン内戦をめぐる代理勢力の対立により、両国間の緊張が急激に高まっています。
主な背景:イエメンでの代理対立
- UAEが支援する南部分離派(Southern Transitional Council: STC)が、2025年12月初旬にイエメン東部の油田豊富なハドラマウト州とアル・マフラ州を急速に制圧。
- これらの地域はサウジアラビアが支援する国際的に認められた政府軍の支配下だったため、サウジ側は「不当なエスカレーション」と非難。
- サウジはSTCに撤退を要求しましたが、STCは拒否。12月26日、STC側はサウジの空爆を受けたとの主張(サウジは未確認)。
- これにより、従来の同盟関係に深刻な亀裂が入り、両国間の「代理戦争」リスクが高まっています。
原油への影響
- イエメンの油田(国家石油生産の約80%)がSTC(UAE支援)支配下に入ったことで、地政学的リスクプレミアムが発生。
- ブレント原油価格が一時的に2〜4ドル/バレル上昇(12月下旬の報道)。
- OPEC+内の両国摩擦(生産量をめぐる過去の対立再燃)も、原油市場の不安定化要因に。
- ただし、直接的な供給中断はまだなく、価格の上昇は限定的です。
注意:状況は流動的です。直接戦争に発展する可能性は低いものの、エスカレーションリスクあり。最新情報は信頼できるニュースソースで確認してください。