ヒバリクラブご覧の皆様、こんにちは。また、絡合会の皆さん、この貧乏根性のシリーズですね。これが満足主義に変わるという。満足主義という言葉は少し変えるかもしれませんが、満足な人生を送る世の中の人、世界が全部満足主義ということになれば非常にいいんですけど、世界には貧乏根性の国が多い。特に大きな国が貧乏根性だというのが非常に困るんですが、日本はどうだったのか。
日本と外国の一部を切り取って、歴史の一面をちらっと見てみたいと思います。要するに、イギリスも強くなったら周りの国を全部取った。ロシアも少し強くなったら周りの国を取った。アメリカもそうだし、中国もそうだ。結局、今の大きな国というのは、なぜ大きいのかと言ったら、貧乏根性だから大きくなったということなんですね。
これは会社なんかでもそういうところがあって、これで十分だと思うけども、やっぱりなんかのチェーンを作って、焼肉チェーンとか中華チェーンとか作って、最初は1件ぐらいでやってて、10件とか20件になった時、「随分いいな」ってなるんですけど、人間ってのは変なもんで、100件にしたい、200件にしたいってなりますよね。そしたら言うことを聞かない店も出てくるし、いろんなことが起こって、そしてまた衰退していく。英語に「精水」って言いますけど、人間の貧乏根性って本当にそこが深いんですよね。
だけども、私はこの日本のことを話す時に、いつも「日本文明」と言ってますけど、本当に日本のこと言う時には私の心が誇り高くなるんです。なぜ日本だけがこんなに素晴らしいんだろうか、どうしてこういう国に僕が偶然に生まれたんだろうかと思います。
ちょうどイギリス、ロシア、アメリカ、中国と話したところで、日本だけは貧乏根性がなかったんですよね。日本というのは海洋国家でありまして、海洋国家と大陸国家ってのは相当違うんです。結局、台湾で日本人が殺された時に、日本がシナに対して「あなたのところの台湾、あなたの領土って言うんだから、ちょっと責任取ってよ」と言ったら、「俺知らないよ」って逃げちゃったんですけど、それはどうしてかって言うと、海に乗り出すのはかなり大変なんですね。
もちろん、日本が海に囲まれているっていうことが、日本が非常にいい文明を作り、日本人が非常に真面目で素直で嘘をつかずにやってきたということです。最近、このブログについて悪意のあるコメントをしてる人に、「やめた方がいいですよ」って言ってるのは、日本っていうのは本当に全員いい人でやってきたんです。今まで、もちろん石川五衛門もいますけどね。「浜の真砂は尽きるとも、世に盗人の種は尽きまじ」というけど、大半の人が全人で、しかも悪人は表に出なかった。大体、こういうところに公けに自分の名前を隠して人を誹謗中傷するなんて、日本の文明じゃないんですよ。
日本だけは貧乏根性がなかったんです。日本は非常に強かった。それは次回にありますけど、日本と例えばフィリピンが、マゼランの世界一周っていうのはありますよね。中学高校で勉強したと思うんですけど、それは途中でぐるっと回ってきて、南アメリカの南端を回って、ヨーロッパから大勢を南に下って、プンタレナスっていう今町があるんですけど、その岬を回って、この岬は結構厳しい岬で、なかなか船が遭難したりよくするようなところなんですけども、その南アメリカのチリとアルゼンチンのところですよね。その南をこうぐるっと回ってフィリピンまで来た時に、フィリピンで戦いになって、マゼランが戦死してしまう。
マゼランの世界一周と言っても、マゼランの乗った船が世界一周した、マゼランが指揮だった船が世界一周したという意味なんですけど、一応マゼランという個人の名前を使っていいわけですから、「マゼランの世界一周」と言われてますね。その時に、フィリピンはマゼランと戦った兵隊はまだ裸だったんですよね。槍を持って裸だったんです。ちょうど1500何年とかその頃ですからね。日本では戦国時代なんですね。
日本という国はアジアでもちょっと特殊な国だったんですね。もう全然武力も強いし、文化も高いしっていう国だったんです。それは明日にでもやりますけど、ちょっと絵を見てみなきゃ、その時の様子が分からないでしょうから。
だから日本は、あの頃いくらでもアジアの国、台湾とかフィリピンとか、太平洋の島々、それからインドネシアなんかを占領しようと思えば取れたんだけど、日本人にもし貧乏根性があったら取れたところが、日本人は貧乏根性がなかった。だから台湾は台湾の人が住んでいる、フィリピンはフィリピンの人が住んでる、ベトナムはベトナムの人が住んでる、インドネシアはインドネシアの人が住んでるって思って、そこには通商はしましたよ。通商はしましたけど、占領はしなかったんです。
もちろんその頃だって、フィリピンとかインドネシアは南の国ですから、生活は素晴らしくいいし、楽園ですから、そこを占領して、その人たちに働かせて、自分たちは楽なことしようっていう、イギリスとかロシアとかアメリカとか中国と同じようなことを考えればできたんだけど、船も大型の船がありました。大型の船は戦国船とかいっぱいあったんですけど、それは例えば日本の尾張で取れた魚とかそういうのを、日本海を通って京都とか大阪に持ってくるってようなことはしたんです。これもなかなか大変なんですね。
そのくらいの航海の力があれば、ゆうゆうとフィリピンを攻めるとか、台湾を領土にすることはできたんだけど、やらなかった。貧乏根性がなかったんですね。僕は科学者だからかもしれませんけど、そういう歴史的事実というのをまず整理するんです。僕はそれからもう1つ、その先に進むんですよ。なぜ日本人だけが、世界で軍事力が強くても、隣の国を攻撃して領土にするようなことがなかったのか。
また例外が出てきますよ。あと、朝鮮にほとんど。朝鮮っていう国は元々、あの満州の人と一緒だったんですね。高麗なんかもそうですけどね。ですから、朝鮮の南の方、今の釜山とか韓国の南の方ってのは、どちらかっていうと日本と一体化してたんですね。ですから、食料なんかも、ワカメとか浅草のりの生のものを消化できるのは、一応朝鮮の南と日本なんですね。
これも誰かが「ちょっと怪しい」ってつけてましたけど、普通にはそういう風に言われており、それも一応もうやめようということで、日本列島に下がりました。で、これは全然考え方がシナとかアメリカとかロシアなんかと違うんです。日本人は人がいいんですよ。全人が多いんです。稀に盗人がいるっていうだけで、石川五右衛門もですね、鼠小僧次郎吉も、人のものを取るという性格はあるんですが、やはり日本人の人の良さっていうのは出るんですね。
今でも日本に観光に来る人が感激するのは、やはり日本人の人の良さなんですよ。で、やっぱり人のものを取るってなことはしないし、嘘をつくってのもしない。みんなそうなんですね。日本人で嘘つく人いるんですけど、非常に珍しいっていうか、ヨーロッパの悪い文化を学んだんでしょうね。それでそれが本当だと思って錯覚してる人いますからね。
ヨーロッパの方が進んでると思ってる間違った人がいますけど、ヨーロッパ人は、アーリア人ですけど、厳しい大陸で過ごしてきましたから、やっぱり自分を守らないと、嘘でもつかないとってのが、極端なのがシナ人ですね。この前、カンボジアの人、いや、ミャンマーの人が、中国人とこの頃翡翠の取引をしてるらしいんですけど、もう中国人の嘘はもうびっくりしちゃうって言ってましたね。「なんであんなに連続的に嘘つくんだ」って言わしてたけど、まあカンボジアもミャンマーも、やっぱりインドとシャムというかタイの間に挟まれてますけど、やはり人のいいアジアの人たちなんでしょうね。
仏教、あそこは上座部仏教ですけど、仏教を信仰してます。中国はやっぱり自分のことだけ考える民族で、宗教もあまり育てないですね。あの仏教は中国に渡りまして、日本も仏教は中国人から習ってるんですが、中国ではあまり見られません。道教とか儒教も、やっぱり中国人が作ってますけども、中国ではやっぱりそういう道徳的なものってのは流行らないんですよね。
日本人もまた両極端で、宗教がなくても全人であるっていう、素晴らしい民族なんですね。僕は非常に日本人に誇り持ってます。それで、イギリス病というのは第2次大戦の後にあったんですけども、そのイギリス病者の25%、1/4が働かなくなっちゃったんですね。イギリス病。それはイギリスに対するプライドを失ったからなんですよ。
これ、教科書の小学校の教科書の作り方の問題なんですけどね。日本人偉いんですよ。本当に、要するに日本人の子供って、日本人の子供の方が大人より嘘つきませんよ。だから真面目です。日本の小学生の真面目さったら、群を抜いてます。だから日本は昔は「子供は神の子」って言って、大人が子供を教える力はないと言ったんですよ。知識があるだけで。
僕は何回も何回も言うんで、嫌な人もいるでしょうけど、このブログだって、こんなこと言わなくていいのにっていう、意地悪とかなんかを言う人がいるんですよ。その人もおそらく小学校の時は言わなかったと思うんです。正直な男の子だったり女の子だったりすると思うんですね。これがやっぱり日本の宝なんだから。
日本がなぜこんなに強い大国だったのに、アジアのどこも占領しなかった。日本の北海道から九州まで、琉球ってのは、まあ薩摩が琉球をかなりいじめたなんて話もありまして、ちょっと考えなきゃいけないことが色々あるんですが、それでもやっぱり日流文化っていうんですね。日本文化かと今言ってますけど、今は琉球、つまり沖縄が日本ですから、一応日本文明と僕は言ってるんですけども、学問的には、日本語と琉球語だけが世界で5族としては一緒なんですね。日流語族。それから文明も、日流文明って言うんですね。日本と琉球は一緒なんですね。
外国の人が日本と琉球・沖縄を呼ぶ時に、沖縄ってのは日本の言葉で、一般的には琉球なんですね。ですから、文明とかいうところによると、日流文明。それから言葉では日流語っていう風に、日本と琉球は一体なんですね。これは先ほど言いましたように、海洋国家ですので、1つのまとまりになるんですね。
実際、上族もかなり長い間研究しておられましたけど、一応日流族で今統一しておりますね。だから日流文明ということですね。ですから、遺伝子は、まあ縄文ですね。縄文の遺伝子、アイヌと大体鹿児島・琉球を中心とした、縄文族っていうのかな、言い方としては、そういうこともありませんけどね。それから日本の真ん中はやはり、朝鮮とかそういうのの遺伝子がかなり混ざっておりますが、全体としては、縄文時代の使用、まあこれ遺伝子の解析って難しいんですよ。
学問を学び始めた人っていうのは、学んだ後それにこだわるんですね。「あそこにこう書いてある、武田は何言ってんだ」って。学問も長くやってますと、最初の頃に明らかになったことは、そのうち否定されてきます。遺伝子による民族の整理なんていうのも、やっぱり最近始まったもんで、DNAがどこどいっぱいあるんですけども、まあ30年か50年ぐらい経ってみないと、遺伝子解析による人種の区別はなかなか難しいんですね。
今でもまだ揉めてますね。一番今、日本人が他の民族と違うのがおかしいと言われてんのは、遺伝子としては特に四国。色々疑問があるんですよ。関西の人の遺伝子はやや大陸系が入ってるんですけど、それだけではやっぱりダメなんで、言葉が入らなかったのっていう疑問を解かなきゃいけません。
もう少し細かくなりますと、中国地方とか関西・近畿地方の人よりか、四国の方が大陸側遺伝子が多いんですね。本当は違うかもしれないですよ。大陸の遺伝子という今の分類が間違ってて、実は四国の人の遺伝子は、フィリピン経由かもしれないんですね。それ分からないんですね。
研究の最初ってのは必ず大雑把なとこから始まりまして、みんなが整理した後、「どうもこれおかしいね。大陸から来たんだったら、島根とか鳥取の人の方が高知の人よりか大陸系の遺伝子のはずなのになんで逆になってんだろうか」っていうようなことになって、それをまたみんなで一生懸命調べてるうちに、経路が変わってくるっていうことになりますんで、なかなか。
このヒバリクラブを見ておられる方に、私がちょっと言いたいんですけど、学問ってのは本当に難しいんです。ですから、こう徐々に徐々にしか人間は進んでいけないんですね。断定的なのはいけないんですよ。
一時、今だいぶ少なくなって、あれどうなったかわかんないんですけども、京都大学の先生が人工石油っていうのを開発して、1Lあたりガソリンが15円になると言ってたんですね。その頃、僕のブログにものすごい非難が来ましたよ。「武田はなんだ、人工石油ってあるのに、それを触れないのか」ってきたけど、僕は京都大学の先生が人工石油について話されてるのを聞いて納得できなかった。
納得できない時は反論はしません。黙ってる。だってどうなるかわかんないからね。黙ってる。それで反論ができるようになったら反論するけど、反論できるための説明はありませんでしたね。
もう1つは、東工大の先生で、マグネシウムを使って、石油みたいなものを作るのか、なんかそういうのありました。それは東工大の先生が詳細に話していたので、それを聞いて、僕はこれは間違ってると思います。その時は「間違ってる」と言います。私は間違ってると思います。分かりませんけどね。学問だから分かんないけど、間違ってると思います。
私の恩師の先生も、「武田君、あれ間違ってんじゃないか」と言っておられましたね。だから、学問はそういう風に進みますから、あまり過信したり、断定的なことを言いますと、後で恥をかくことになりますので、あまり触れない方がいいかなと。学問とは難しい。我々人間ってのは、浅墓なもんだという風に思っておられていいんじゃないかと思います。
ま、今日は、日本だけが貧乏根性なく、日本だけが周辺の国を占領するってことをしなかったという点で、非常に私は日本人として誇りに思ってること。もちろん、貧乏根性がない方が人間としては立派ですからね。陰でなんか言ったり、嘘をついたり、人を非難したりっていうのは、人間としてはみんな僕はダメだと思っております。