最近目立ってきているのが、JA農協が出資して作った農林中央金庫、通称農林中金がとんでもない赤字を計上しているという報道です。農林中金は全国の農協が集めた60兆円超の資金を預かり、毎年3,000億円ほどの運用益を還元しているわけですが、ここ数年、このJA農協にとってのドル箱に異変が起きています。報道によると、外国債券の運用の失敗で巨額の損失を計上しており、2025年3月期の決算でなんと1兆9,000億円の最終赤字となる見通しが発表されました。
結論:農林中金の赤字問題は深刻であり、外国債券運用戦略の失敗が大きな要因となっています。しかし、一部では長期的な回復可能性も示唆されており、短期的な危機と長期的な視点を併せて検討する必要があります。